
もしも、君を愛せたならば
第21章 同窓会
カラオケを出て、
タクシーを拾おうとした。
でも、車通りは全然無くて
途方に暮れた。
けど、
これ以上タクミの
顔を見るのも、
声を聴くのも
我慢の限界だった。
すると、
後ろから誰かに呼ばれた。
〝・・・夏帆!〟
他の誰でもなく、
またしてもタクミ。
嬉しいけど、
なぜかイライラして
思わずタクミにあたった。
〝あのさぁ、
そーやって追いかけるの、
やめてよねッ・・・〟
〝・・・んでだよ。
迷惑?〟
〝そう、メーワク!!
いっつもそう!!
気があるフリして・・・
でも戻ってきてくんないしッ!!
・・・まだ・・・・
・・・好きなのにぃぃ・・・〟
思わず、
涙がこぼれる。
そんな私を見て、
タクミは溜息をついた。
そして、
自分の車の鍵をあけると
呆れたように言った。
〝いいから、
・・・乗れよ・・・〟
私は、
泣きながら
助手席に乗り込んだ。
タクシーを拾おうとした。
でも、車通りは全然無くて
途方に暮れた。
けど、
これ以上タクミの
顔を見るのも、
声を聴くのも
我慢の限界だった。
すると、
後ろから誰かに呼ばれた。
〝・・・夏帆!〟
他の誰でもなく、
またしてもタクミ。
嬉しいけど、
なぜかイライラして
思わずタクミにあたった。
〝あのさぁ、
そーやって追いかけるの、
やめてよねッ・・・〟
〝・・・んでだよ。
迷惑?〟
〝そう、メーワク!!
いっつもそう!!
気があるフリして・・・
でも戻ってきてくんないしッ!!
・・・まだ・・・・
・・・好きなのにぃぃ・・・〟
思わず、
涙がこぼれる。
そんな私を見て、
タクミは溜息をついた。
そして、
自分の車の鍵をあけると
呆れたように言った。
〝いいから、
・・・乗れよ・・・〟
私は、
泣きながら
助手席に乗り込んだ。
