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もしも、君を愛せたならば

第17章 シンと和也

女は、満面の笑みで俺を見た。

俺は、無視する。




・・・亜矢のが可愛い。


すると、
女はイキナリ手を挙げる。


〝やっだ~センセー!!
 アタシ教科書忘れちゃったぁ〟


バカじゃねーの、
この女。


〝何だとー?
 またかー綾瀬ー。
 
 おーい、隣、見せてやれ!〟


そう言って、
工藤は振り返る。


〝何だー、隣って矢島か!
 ったく、どーせお前も持ってないだろ!〟


何だよそれ!!



〝何だよ工藤、
 持ってるっつーの〟


するとまた、
クラスはドッと笑いに包まれ
その隙に隣の女は近くに寄った。


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