
もしも、君を愛せたならば
第16章 好き
午後の授業が終わって
帰ろうと思ったら
ずっと先の校門のところに
シンが立ってた。
木曜以外は、
バイトがあるからって
いつも先に帰ってたのに。
色んな女子や男子に
ひたすら声をかけられている。
男女問わず、
シンはモテる。
気持ちは、
駆け寄りたかったけど
ゆっくり歩いて、
やっと校門まで来た。
「んだよ、
走ってこいよ。
折角待ってやってんのに」
「え?あ、あたし?」
「お前以外、誰がいんの?」
そう言われて
跳ねたくなったけど、
子供っぽく反応してしまう
そんな自分が嫌で、
顔だけ笑ってみた。
「あ、あれ?
今日、バイトは?」
「あー、期末近いからって、
店長に、
無理矢理シフト減らされた。」
「あ、そーなんだぁ。
そっかもうすぐ期末・・・
やだなぁー・・・」
期末と聞いて、
急に怠くなった。
大嫌いなテスト。
私は、
校門にもたれかかるシンより
先に歩き出した。
そしたら、
ぐっと腕を掴まれて
至近距離にシンが来た。
学校で、
こんな近くに来られると
恥ずかしい。
そんな私の心境をわかってて
ワザとだってわかってるけど
思いっきり下を向いた。
帰ろうと思ったら
ずっと先の校門のところに
シンが立ってた。
木曜以外は、
バイトがあるからって
いつも先に帰ってたのに。
色んな女子や男子に
ひたすら声をかけられている。
男女問わず、
シンはモテる。
気持ちは、
駆け寄りたかったけど
ゆっくり歩いて、
やっと校門まで来た。
「んだよ、
走ってこいよ。
折角待ってやってんのに」
「え?あ、あたし?」
「お前以外、誰がいんの?」
そう言われて
跳ねたくなったけど、
子供っぽく反応してしまう
そんな自分が嫌で、
顔だけ笑ってみた。
「あ、あれ?
今日、バイトは?」
「あー、期末近いからって、
店長に、
無理矢理シフト減らされた。」
「あ、そーなんだぁ。
そっかもうすぐ期末・・・
やだなぁー・・・」
期末と聞いて、
急に怠くなった。
大嫌いなテスト。
私は、
校門にもたれかかるシンより
先に歩き出した。
そしたら、
ぐっと腕を掴まれて
至近距離にシンが来た。
学校で、
こんな近くに来られると
恥ずかしい。
そんな私の心境をわかってて
ワザとだってわかってるけど
思いっきり下を向いた。
