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もしも、君を愛せたならば

第14章 亜矢の恋

〝さっきの
 
 どーゆー意味?〟


先輩が、キスの合間に聞いた。


〝・・・え?〟

〝好きって言ったの、
 
 初めてって言ってたじゃん〟





〝え?

 あ、あぁ・・・それは・・・〟




キスするのは
初めてじゃない。

付き合うのも
初めてじゃない。

でも、
どんなに好きって言われても
自分から好きって言ったことは
今まで一度も無かった。




〝なんかお前、
 

 俺に似てるわ・・・〟



〝・・・・っん・・・・〟




先輩は、そう言うと
何度も何度もキスした。

初めて自分から好きになって、
キスされて、
頭が先輩でいっぱいになった。

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