テキストサイズ

ガーディスト~続編~

第7章 視えない男(前編)

その後、つばきは一旦家に戻り荷物を用意すると、急いで駅に向かった。
駅に着くと、祐司と依頼人の浅井がすでに待っていた。



「ジャストだな、行くぞ」



「あれ、ゆーじ荷物は?」



「片手が塞がってたら、依頼人を守れないだろう」



祐司はクスッと微笑した。



「…そうだよね…」



つばきは、少しでも旅行気分だった自分を恥じた。
前を歩く、浅井と祐司の背中を見つめる。



(浅井さんは命を狙われてるんだ…あたしも気を引き締めないと…!)



つばきはキッと前を見据え、祐司たちの後を追いかけた。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ