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2人のBirthday

第3章 寄り合う心



黙って僕を見つめるスズ…


『…調子どう?』


「ん……だいぶ…楽かな?」


楽とは、言ってもスズの顔は、まだ赤かった。


『そう…もう少し寝てな』


「れん?…どうかした?」


え?


僕なにかおかしかった?



『え?別に?』


「れん…元気ないよ?」


それを聞いて僕は、少しおかしくて笑ってしまった。


『元気ないのは、スズの方だろ?ちゃんと寝て治せよな?』


「うん…ありがとう」



そして僕は、スズが寝たのを確認した後、保健室を出た。



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