
俺はもう、
第3章 *宣戦布告..
「まぁ痛がったら、さすがの翔太も止めるっしょ。それでも続けたら彼氏として最低だし。」
「・・・うん。」
大好きなパスタ屋さんの駐車場に車を止めると、太ももに置かれた玲奈の手を軽く握った優。
「焦る必要はないんだし、
とにかく初めては後悔しない奴とな。」
「うん」
優の手は大きくて、昔の面影なんてなくて頼りがいがある。
優しくて、このルックスだもんー・・・
私の知らない間にきっといろんな子と付き合ってきたんだろうな。
「あんまり考えこむなよ。
何かあったらすぐ言いにこい。」
「ありがと。」
錯覚かなー・・・
夢ちゃんが羨ましく思った。
