
俺はもう、
第3章 *宣戦布告..
「へー。随分いい部屋住んでんだな。
さすがおじさんが借りただけあるわ。」
玲奈の部屋に入るなり、辺りを見回しながらリビングを一周する優。
「着替えてくるから適当に座ってて。」
「はいはい。」
リビングのソファーにドカッと腰掛けた優は目の前に置かれた雑誌を手に取り、膝の上で広げた。
「ねえっ!!!
これからどこ行くの?」
「んなこと気にしてねぇで早く着替えろって。」
「場所によって服装も変わるの!!」
「車出すから適当でいいって。
電車乗るわけじゃないし。」
「結構歩く?」
部屋にこもった玲奈の言葉に呆れた優は雑誌を投げ置くと、玲奈の部屋に向かった。
