
俺はもう、
第3章 *宣戦布告..
「優・・・?」
「ーー?
あ、おはよ。」
「何してるの・・・?」
目を覚ますと、姿見の前で服を整える優に寝ぼけ眼で尋ねる。
「玲奈ん家行こ。」
「うち?どうして?」
「そんな部屋着じゃ遊びに行けねーだろ。」
まだ寝ぼけてる頭で優の言葉を理解するのに時間がかかる。
見つめあったまま時間が止まったようにフリーズする二人。
「・・・え?」
「日本語通じなかったっけ?」
「いや、通じる。
むしろ日本語しか通じないんだけど・・・
通じないんだけれども、なんで優が私を遊びに誘うの?」
「え、ダメ?」
「ダメじゃないけど!
夢ちゃんと遊べばいいのになぁって。」
「なんでそこで柏木が「付き合ってるくせに。なに今さら隠すの。ヤな感じ。」
ふんっと優を睨むと布団を被った玲奈。
「おい、なんで寝んだよ。」
「私と遊びたいなら、あと1時間寝かせて。」
「はぁ?何様だよ、お前。」
昨日の今日でも、こんな痴話喧嘩をできてしまうこの関係がずっと続くと思ってた。
