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俺はもう、

第3章 *宣戦布告..





駅から10分ほど歩いて家の側の角を曲がろうとした時、









「・・・玲奈・・?」










後ろから名前を呼ばれて振り向いた。













「優・・・!」











1時間くらい前に会った優がそのままの格好で後ろに立つ。











「何してんの?」



「何してんのって、優こそ・・・」



「いや、俺ん家そこだし。」










指差す先を見て納得する。










「そっか、まだ実家なんだ。」



「玲奈は・・・?」



「私ここからちょっと先のマンション借りてるの。
親が帰ってくるのは半年先だからさ。
一戸建てに一人で住むのは物騒だってパパが言うから、わざわざ近くのマンション借りたわけ。」



「おやじさんらしいな。」



「今だって毎日電話くるし、ほんと心配症で困っちゃうよ。」










優の実家の何軒か先のマンションを借りてる私はカバンから鍵を取り出した。












「じゃ、また!」



「玲奈、」



「・・・?」









一歩踏み出した時、また声をかけられて振り向いた。


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