
俺はもう、
第3章 *宣戦布告..
「昔はくれたくせに。
年とってケチになったか?」
「そういう問題じゃない。」
「なに?間接キスとか気にしてんの?」
「・・・・っ///」
「まじ?笑」
心を読まれた恥ずかしさと優の態度に私もムキになる。
「もうあの時とは違うもん・・・!
大人になったんだからっ!!」
「大人ねー・・・」
ふてくされて、チューっと苺ミルクを吸うと
「玲奈?」
「っ・・・!?」
目の前の視界が変わった。
唇に柔らかい感覚・・・
微かに鼻を抜けた苺ミルク以外の優の香水・・・
離れて気付いた。
優にキスされたんだって・・・・。
「大丈夫?笑」
あまりに突然すぎて固まる私を優は余裕の笑みで見つめてくる。
「なにして・・・」
「大人なんだろ?
なら間接キスより生っしょ。」
「っ・・・・最低!!!!」
立ち上がりその場を立ち去ろうとした玲奈。
「まさか初キス?」
また図星を突かれて足を止めた。
「・・・玲奈、まじ?」
「なに?悪い?」
優の方を向かず俯きながら答えた玲奈。
その場に気まずい雰囲気が流れた。
