
Soul Of Blood
第1章 村と一本の電話
第九話 激突
『グオォォッ!!』
先に動いたのは怪物の方だった 瞬間的に飛び込む
「ッ!?」
一瞬にして間合いを取られた
「は、速い!!」
四本の触手が同時にロイに襲い掛かる
ズガァン!!
「ロイ!!」
「ぐっ!!」
反射的に間一髪で避けられたものの、さっきまでロイが居た場所に小さなクレーターが出来た
「まじかよ…!」
直撃したら即死…
そう感じたのはあの小さいクレーターから感じ取れた
シュルルル! ズボッ
今度は四本の触手が地面に思い切って突き刺した
「あいつ…何をする気だ…!?」
先が全く読めない
『グガガァ!!』
やや遅れてピシィッと地面が割れるような音がした そして…
『ガァァァァ!!』
「「!!??」」
二人は仰天した
四本の触手で巨大な地の塊を持ち上げたのだ
その地の大きさは約五メートルを超す
「まじ…かよ!!」
ヤバい
頭の中のアラームがたったの三文字で鳴り響く
『グルガァッ!!』
そしてそのまま投げ飛ばされた まさに化け物だ
「あいつ、なんつー力持ってんだよ!?」
二人は直ぐに伏せ、目を潰る
…………
しかし、いつまで経っても痛みが襲ってこない
恐る恐る目を開けると…
「「!?」」
そこには衝撃的な光景が目に入った
巨大な岩にフック付きのワイヤーに絡み付き、ブウゥン!と風を切る轟音を鳴らしながらくるくると空中に振り回す
「くっ!」
回しているのは勿論男性だった
強大な重さに耐えながら振り回し
「おらぁっ!」
と気合いを掛けてワイヤーを切る
ワイヤーが切れた事によって振り回された巨岩は勢いをつけて怪物の方に飛ぶ
『ギガァ!』
しかし、怪物は当たる寸前に四本の触手を巧みに扱い、巨岩に突きを連続で差し抜く
ズガガッ!
巨岩はいとも簡単に粉々になり、多数の小岩が地に落ちる
「くそっ!」
男性は更に追撃態勢になるが
バチィンッ!
「ぐぁ!」
触手に跳ね返される
「お、おい!」
カイトも動くが
バチィンッ!
「うわっ!」
またも触手で跳ね返される
「くそっ…!」
残ったロイは尻餅をつけながら後ろに退く
「ロイ!逃げろ!」
だめだ…身体が思い通りに…
どゅりゅっ
長い舌が…ロイの喉を…貫いた
『グオォォッ!!』
先に動いたのは怪物の方だった 瞬間的に飛び込む
「ッ!?」
一瞬にして間合いを取られた
「は、速い!!」
四本の触手が同時にロイに襲い掛かる
ズガァン!!
「ロイ!!」
「ぐっ!!」
反射的に間一髪で避けられたものの、さっきまでロイが居た場所に小さなクレーターが出来た
「まじかよ…!」
直撃したら即死…
そう感じたのはあの小さいクレーターから感じ取れた
シュルルル! ズボッ
今度は四本の触手が地面に思い切って突き刺した
「あいつ…何をする気だ…!?」
先が全く読めない
『グガガァ!!』
やや遅れてピシィッと地面が割れるような音がした そして…
『ガァァァァ!!』
「「!!??」」
二人は仰天した
四本の触手で巨大な地の塊を持ち上げたのだ
その地の大きさは約五メートルを超す
「まじ…かよ!!」
ヤバい
頭の中のアラームがたったの三文字で鳴り響く
『グルガァッ!!』
そしてそのまま投げ飛ばされた まさに化け物だ
「あいつ、なんつー力持ってんだよ!?」
二人は直ぐに伏せ、目を潰る
…………
しかし、いつまで経っても痛みが襲ってこない
恐る恐る目を開けると…
「「!?」」
そこには衝撃的な光景が目に入った
巨大な岩にフック付きのワイヤーに絡み付き、ブウゥン!と風を切る轟音を鳴らしながらくるくると空中に振り回す
「くっ!」
回しているのは勿論男性だった
強大な重さに耐えながら振り回し
「おらぁっ!」
と気合いを掛けてワイヤーを切る
ワイヤーが切れた事によって振り回された巨岩は勢いをつけて怪物の方に飛ぶ
『ギガァ!』
しかし、怪物は当たる寸前に四本の触手を巧みに扱い、巨岩に突きを連続で差し抜く
ズガガッ!
巨岩はいとも簡単に粉々になり、多数の小岩が地に落ちる
「くそっ!」
男性は更に追撃態勢になるが
バチィンッ!
「ぐぁ!」
触手に跳ね返される
「お、おい!」
カイトも動くが
バチィンッ!
「うわっ!」
またも触手で跳ね返される
「くそっ…!」
残ったロイは尻餅をつけながら後ろに退く
「ロイ!逃げろ!」
だめだ…身体が思い通りに…
どゅりゅっ
長い舌が…ロイの喉を…貫いた
