
えっちな妄想は生きる糧。
第2章 カレ×カノ@彼氏の部屋で
「風香…またイッちゃった…?大丈夫…?」
息をするので精一杯だったので、必死に首を縦に振った。
さっきよりも、本当にどこか遠いところに行ってしまったみたいだった。
まだ体が痙攣するように時々跳ねる。
「潮、吹いてたよ」
潮を吹く、というのはよくわからないけれど、下半身がぐしょぐしょに濡れ、シーツまで冷たく湿っているのは容易にわかった。
雄大くんはその1滴1滴を残さず全て舐めとってくれた。
体中が性感帯になったかのように、その触れられた箇所全部に敏感に反応してしまう。
「え…雄大くん…?」
おもむろに、雄大くんがすでにはだけているバスローブを脱いだ。
細くてスラッとしているけれど、無駄な肉がひとつもない引き締まった体。
その下半身は、もうはち切れそうなくらいに勃っていた。
父親以外で初めて見る男性のモノに、そして予想を遥かに越えた大きさに戸惑う。
「見るのも初めてなんだ?」
顔を両手で覆いながら頷く。
雄大くんは笑いながらあたしの手を掴んで顔からよけ、自分のモノに触らせた。
「やっ…!!」
「風香のせいで、こんなになっちゃったんだよ?」
目を強くつむって顔を逸らしても、手に伝わる感触。
硬くて、熱くて、少し湿っていて、時々ビクンって手の中で跳ねる。
「ねぇ風香…抱いていい…?」
あの切ない表情で、上から見下ろされる。
その言葉に、表情に、こんな状況に置かされたあたしの理性はもう抑えきれなかった。
「うん…もっときもちいこと、おしえて…?」
