
えっちな妄想は生きる糧。
第2章 カレ×カノ@彼氏の部屋で
「ふうぅ…んっ…あぅ…っ」
深くて熱い、雄大くんからのキス。
腰と頭に回された腕が強く締まり、より深く舌が入ってくる。
雄大くんは、あたしが気持ち良くなれる舌の動きを全部知っている。
どちらのかわからない唾液が口の端から溢れる。
「あ…ヤダ…っ!!」
体を委ね、舌の動きにうっとりしている隙に、羽織っただけのバスローブが簡単に脱がされる。
隠すほどもない胸やあまりくびれのないウエスト、肉付きの悪いお尻や薄い茂みが露になり、それらを隠そうと両手を伸ばした。
「ヤダ…全部電気付いてて明るいよ…っ」
その両手をよけられたかと思うとソファーに押し倒され、押さえ付けられる。
舐めるように全身を見られている恥ずかしさで、クラクラする。
「こんなに綺麗な体なのに」
「ひゃあ…っやぁ…」
胸に口付けをされる。
触れる唇やなぞるように舐める舌、伝う唾液。
背筋がゾクゾクして、下半身がモゾモゾする。
今すぐに手を振りほどいて背中を向けたいと思うのに…何だろ、この感覚…。
「風香…今、スゴいエロい顔してるよ…?」
「え…」
思わず目をギュッとつむり、雄大くんから顔を背ける。
ヤダヤダ!!
あたし、絶対に変な顔してたもん!!
