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えっちな妄想は生きる糧。

第2章 カレ×カノ@彼氏の部屋で




あたしは1年前にバイト先で雄大くんに出会った。

その時雄大くんは勿論正社員で、アルバイトや新入社員の指導の担当をしていた。

トロくて物覚えの悪いあたしなんかに、付きっきりで根気よく最後まで仕事内容を丁寧に教えてくれた。

そのうちにあたしがそんな雄大くんを段々好きになっちゃって、8歳も年上の彼に追い付きたくて必死に自分磨きなんてして。

そして、3ヵ月前コクってOKしてもらったんだっけ…。


「風香、何ニヤニヤしてんの?」

「わゎ…っ!!」


急に顔を覗き込まれる。

あたしは焦ってスカートの裾を踏んでしまい、その場で転んでしまった。


「何、風香、えっちなコトでも考えてたの?」


そう意地悪に聞きながらも、手を引いて起こしてくれる雄大くん。

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