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あたしは誰のもの?

第16章 溢れ出す想い

「・・・・これが俺の気持ちだ・・ありがとな、聞いてくれて・・」



また・・・
あたしは"好き"という言葉にドクンと胸が鳴る

そしてそれと同時に・・胸が少し締め付けられるような感覚があった



「・・・最後は俺だな」

冷華は哉夜を見る・・・


「・・・俺は、さ。ホストなんてしてるだろ?仕事とはいえ女と喋るし、女を抱くことだってあるんだ

正直、そんなことしている俺を見られるのが嫌で冷華には来てほしくなかったんだ
それに・・・俺の仕事先って男も結構いるし、さ・・・
そのなかでもし冷華が惚れるやつがいて付き合ったらどうしようって思ってたんだ

俺が冷華に兄貴の存在を言わなかったのもその理由なんだ
兄貴は俺らよりも女の扱いに慣れてて、兄貴が目つけた女が落ちない女はいないんだよ

兄貴が冷華を狙うのはわかってたからずっと隠してた・・
まさかあんな形で会うとは思わなかったけどな・・・


それで冷華と兄貴が付き合ったって聞いたときなんで、もっとはやく止められなかったんだ?てずっと後悔してたんだ
会えなかった間も気持ち悪いけどずっと冷華のこと考えてた

家に何度も行こうとした
俺は・・・冷華のこと・・好きだから
すごく大切にしたい女性なんだ・・・」




 

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