
あたしは誰のもの?
第13章 裏切りと幸せ
「信用してないやつにQUEENを頼むわけないでしょ・・・?」
千紗の目にも涙が溜まっていた
「ありがとう・・・・でもやっぱりあたしにはQUEENにはなれない・・あたしがよくてもみんなは認めないと思う」
4人は幼いころからずっと一緒
離れるなんて考えられなかった
4人に恋愛はない
ただ恋愛以上に大切な感情があった
家族同然の4人に冷華は入る隙間なんてない、そう思った
「そっかー・・・・・・・じゃあ、あいつらが認めたら・・なってくれる?」
「え!?あ、うん・・・・・・・・・」
思わずそう言ってしまった
「わかった!!んじゃ、待っててね」
千紗は出て行く
多分いつもいるところに行ったのかな
