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ブルースカイ

第11章 昌孝

「計算ずくのプランやな。メイの奴、昔から計算高いねんから。」









「かなり美人やのに、明美が意外にモテんとこは、そこやろうな。」









「やろうな。ソウとメイは似てるわ。話し方はあの調子やし、近寄りがたい空気あるから、取っ付きにくいねん。」









「アハハ、確かに似てるかもやわ。でも、明美ほど、話し方はきつないで。」









「アハハ、アホ。ソウは話し方より、人を拒絶するかのような近寄りがたい空気がきついねん。それに昔は話し方もきつかったわ。」









「アハハ、ひどい言われようやわ。」









「ソウとメイが付き合ったら、話も人づてとかなりそうやわ。」









「アハハ、さすがに明美とはないわ。」









一笑いしたとこで酒を飲み、思い付きで話を変える。









「なぁ、話変わるけど、人生ってすべてが思う通りになるわけやないから、楽しいと思わん?」









「まぁ、確かに人生て、つらい事も多いし、思う通りにならん事も多いけど、楽しみも引き立つし、逆境なりの楽しみもあるわな。」









「そうそう。つまり、視点の変換と、気持ちの持ち様次第で、人生は楽しめるはずやわ。」










「結局、気持ちにゆとり持ちましょうって事やな。」

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