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ブルースカイ

第10章 恵(中)

「そうなんや。ほな、明日起きたら帰るわ。」









なぜかふくれっ面の恵。











さては、月曜、直接行く気やったな。











大阪のラブホで泊まって以来、俺の家に来る時は、替えの下着や、ブラウスなどを持ち込んでいたため、月曜の朝まで準備してたんやろうな。











「恵がフミに俺のビジュアル系写真を送った事から始まってん。今回は我慢してや、俺もテスト前やし。」











「わかった。毎日電話したるから。」











「毎日て、今までと変わらんやんけ。」









「明後日から、1日2回やし。」









「待てと。切ったと思ったら、またすぐかかってくるんかい!」









「ちゃう。朝晩や。」









「朝晩て、やめとき。電話代もったいないで。」









「ええねん。夜の長電話を2回に分けるん。」









「切りたがらんのは恵の方やけど、大丈夫なん?」









「なんでそんな嫌がるん。浮気してんちゃうん?」






「フミいう連れが、若干うるさいやろ。所構わず冷やかされてかなわんねん。」

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