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ブルースカイ

第10章 恵(中)

「聡、『覚えてたら』言う時て、気が進まん時やって、フミ君、言うてたわ。」







「気が進む、進まんは別にして、今はエッチの事、考えられんわ。」







「うちも。ダルいわ。」







「今度こそまともにデートしような。会ってエッチばっかも嫌やし。」








「ほな、今度買い物行こうや。」







「ええで。」







当時、俺はアクセサリーの収集が趣味と言えるくらい集めていた。それこそ値段も種類もピンきり。







着けてないのはピアスくらいのもので、歩くたびにジャラジャラ言いかねない勢いだった。







というのも、服や香水を買う時は必ず1人で買いに行くが、アクセサリーを買う時はフミや、マサと行っていた。







今も変わらないが、服はデザインと共に機能美も兼ね備えたものが好きだった。







香水については、匂いは暗闇でもわかるため、一番のアイデンティティーと思っており、人に左右されたくない。

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