無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

タバコを吸い終わると、シャワーを浴び、寝る準備をして、横になる。目を閉じた瞬間からすぐに、眠りの世界に導かれる。



どれくらい眠っただろうか、遠くから聞こえてきた『桜坂』で眠りの世界から引き戻される。



「ううっ。なんや？」



覚醒が進むにつれ、ワンフレーズを繰り返す『桜坂』が近付いてきて、携帯の着メロらしい事を理解した。



回りを見渡し、携帯を探す。途中、タバコを見つけ、くわえると、火を点ける。



煙を吸い込むと、ゆっくりと吐き出す。



やっぱ目覚めのタバコはうまいわ。



やなくて、携帯どこや。タバコをくわえたまま、再び携帯を探し始める。



すると、枕の横に携帯を発見。こんなに近くやのに気付かんもんなんやな。



早速電話に出る。が、取った瞬間切れる。取るまでに時間かかったからな。



とりあえずタバコ吸おう。