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ブルースカイ

第10章 恵(中)

「自分、明日、何限目からなん?」



「兄貴達は何限目からですか?」



「こっちから誘っとんのに、合わせるわ。」



「明日は朝からなんで、兄貴達が都合ええ時間に電話下さいや。」



基本的に、フミと俺のように、なるべく同じ授業を選んでいない限り、よっぽど偶然が重ならないと、学内でマサ達と会う事はない。



会いたい時は、電話で連絡を取らないと、確実はありえない。



「わかった。ほな、昼休みくらいに電話するわ。」



「わかりました。」



「ほな、お休み。」



「お休みなさい。」



俺は電話を切ると、タバコに火を点ける。俺自身の吐いた立ち上る煙を眺めながら、関係ない事を考える。



買い物してないけど、明日の朝飯どうしよう。米はあったけど、他は卵くらいやな。



散歩の時間に起きれんやったら、朝からコンビニ行くんも面倒やし、飯と卵で食おう。

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