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ブルースカイ

第10章 恵(中)

夜、バイトが終わり、フミと別れた後、マサに電話をかけた。



「兄貴。どうされたんですか?」



「今時間ある?」



「大丈夫ですけど、行った方がええですか?」



「いや、別に電話でええねんけど。」



「でも、暇なんで今から行きます。」



「自分、長居するから、今日は来な。俺、ちょっと疲れとんねん。」



「わかりました。またにします。急ぎの用ですか?」



「そうでもないわ。明日暇やろ?明日話そうか?」



「兄貴がええなら、そうしましょうや。大事な話なら、直接の方がええですし。」



「そんな大それた用事やないで。ただフミとバンドやろうかいう話になってて、自分、どうかなと思ってん。」



「兄貴がやられるなら、ええですよ。明日、フミさんと3人で会いましょう。」

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