テキストサイズ

ブルースカイ

第10章 恵(中)

恵と目が合うと、恵は目をつぶった。



俺は優しく唇と唇を重ねた。



唇を離すと、恵は俺の首に腕を回し、キスをしてきた。



俺は唇と唇のキスだと思っていたが、吸い付くようなキス。下唇を恵の唇でくわえるようなキスを何度も繰り返す。



俺は反撃とばかりに、恵の上唇を舌で刺激する。恵は待ってましたと言わんばかりに舌を絡めてくる。



恵の鼻にかかった吐息と、舌を絡める音だけが、部屋中に響き渡る。恵が舌の動きを止め言った。



「なぁ、聡。お風呂行こう。」



俺はうなずいて立ち上がると、風呂場に行き、お湯を張り始めた。



戻ると、恵はベッドの上に座っていた。



俺は隣に座り、耳を唇でくわえたり、耳から首筋辺りをなめたりする。



恵はぎこちない喘ぎ声をあげる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ