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ブルースカイ

第10章 恵(中)

「今回、あんま必要と思われてないみたいやわ、8月第1週で辞めてええって。」



「うちのせいやろ、ごめんな。」



「気にしな、恵ちゃんは悪ないわ。短気なソウが悪いん。」



「待て、それはフミが言う事やなくて、俺のセリフやろ。」



「アハハ、バレたか。」



「アハハ、2人っていいコンビやな。」



「あんま誉められてる気がせんわ。」



「なんちゅう事言うねん、最高の誉め言葉やんけ。」



「はいはい。仰る通りでございます。」



3人で笑い合う。何気無いけど、心地いい時間。



「ほな、俺は先に帰るわ。」



「うちらも帰ろうや。」



「せやな。とりあえず、大阪泊まりはきついしな。」



「もう、それは言わんといて。」



「アハハ、軽い冗談や。」



俺らは帰路についた。

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