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ブルースカイ

第10章 恵(中)

「いつもの酔い方とちゃう。いつもより泥酔言うか、普段なら、こんななるまで酔わへん。」



「そう言われればそうですね。」



「少し静かにしといたら寝そうやわ。」



俺は帰って来てからつけっぱなしのテレビを消す。11時ちょい前、ろくなテレビもやってないし。



そういえば、静かやなと思い、フミの方をうかがうと、寝ていた。



「寝てるわ。あんな飲み方するからや。」



「なんかホッとしましたわ。」



「やろうな。用事あったり、帰りたかったら、今のうちに帰りや。起きたら、また長くなるで。」



「なんか疲れましたわ。すみません、今日は帰らせてもらいます。」



「気を付けて帰り。その前に今日はなんぼかかった?」



「二次会まででの分は7千円やから、足りてます。」

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