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ブルースカイ

第8章 恵(上)

「羨ましいわ。自信満々に親友って言える関係。」



「たまたま巡り会えただけで、俺はラッキーやっただけなん。」



電話で話していると、意外と話しやすかった。フミの事は放置で、話し込んでいた。フミはニコニコしていた。あかん、フミと一緒やったんや。



「フミと一緒やのに、長なったから切るわ。」



「わかった。またかけてもええよね?」



「ええで。取れる時は取るわ。」



「ほな、また電話するわ。」



「了解、ほなね。」



俺は電話を切った。



「色々言うてた癖に、楽しそうに話してたやん。」



俺は苦笑した。



「つまらん事言いなや。たまたま話が盛り上がっただけや。続くかは、わからんで。」

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