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ブルースカイ

第8章 恵(上)

岡本駅に着くと、フミがいた。



「遅いわ。」



「アホ、自分早いだけや。まだ時間前やし。」



「早いとか言いな、傷付くやん。」



ため息。下んなすぎる下ネタ。しかも、笑えん。



「自分、救いようのないアホやな。どっと疲れたわ。」



「アハハ、それは悪かったわ。どこ行こ?」



「ほな、ファミレス。」



「せやな、まずは軽く腹ごしらえしよか。」



俺らはファミレスに着いた。座った席の後ろにゆうちゃんがいた。あの後、疎遠になっていて、全く会っていなかった。



気まずい空気。



「なぁ、ソウ、今日は何で不機嫌なん?」



仕方なくフミに事情を話す。

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