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ブルースカイ

第8章 恵(上)

激しい不安。いら立ち



目の前から、あの忌まわしい光景が消えると、俺はタバコを吸おうと、タバコのパッケージをつかんだ。



パタッ



タバコのパッケージは乾いた音とともに、床の上に落ちた。



あれっ?



何度つかもうとしても同じ、パッケージは乾いた音とともに、床の上に落ちた。



手が震えてる。まともにつかめてない。



俺はイラつき、テーブルの上に積んでいたタバコのパッケージを蹴飛ばした。



スカッ



当たらないどころか、足がからんで後ろのベッドに倒れ込む。壁につけてベッドを置いていたので、壁で後頭部を打った。



「ハハハハ。」



何をやっても思う通りにならない。最早笑いと涙しか出てこなかった。

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