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ブルースカイ

第8章 恵(上)

「マサ、自分、何考えとんねん?」







「えっ?フミさん、またっすか。」







「何がまたや!自分な、コンパ頼んだ幹事の女の子に対する感謝がないねん。やから、ソウが悪者になってまで、恵ちゃんを貶して、相手の子の面子立ててくれたん、わかってへんやろ。」







「そんな言われても・・・。そんなんで面子立つ訳ないですやん。」







「アホ、ソウが女の子達の不満の堰になって、恵ちゃんを貶したん。さらに多目に金を置いて行く事で、空気ぶち壊した償いしてん。やから、みんな納得してくれてん。」







「まぁ、フミもそれくらいにしぃや。でも、マサは駆け引きが下手なんは、事実やな。駆け引きが下手なんも、マサが人の気持ちを推し測れんからや。」

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