テキストサイズ

ブルースカイ

第8章 恵(上)

外の自販機でタバコ、当時吸っていたマルボロメンソールを4箱買い、俺の部屋に向かった。





エレベーターの中、マサが言った。





「兄貴、フォローしてくれる気ないですよね。」





「ないな、俺としても一発殴りたいくらいあったし。今は説教くらいのテンションやから、安心しとき。」





「兄貴も怒ってはるんや。俺、何かしました?」





「気付いてないやろ、そこが頭くんねん。もうええ、話はあとや。」





エレベーターが俺の部屋がある階に着いた。2人で俺の部屋に入る。フミは携帯をイジっていた。





「ただいま。マサ来たで。」





フミは携帯から顔を上げた。目付きがきつい、まだ半ギレや。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ