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NO VOICE LOVE

第1章 はじまりは、すぐそこに


「旭、いつの間に彼女作ったんだ?」

真意を確かめるべく、孝太が
旭にたずねる。

旭はキョトンとした顔をして、

「は?彼女?誰が?」

周りをキョロキョロと見渡す。

旭自身、彼女を作った覚えはない。

「孝太が言いてぇのは
さっき話してた女の子のことだろ?」

和也が、ライブハウスの後ろの方に
立っている未夢を指差した。

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