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NO VOICE LOVE

第1章 はじまりは、すぐそこに

「やっぱり!さっきはごめんなぁ。
怪我とかなかった?」

(確かこの人は篠原旭さん…)

旭は心配げな顔で未夢を見つめる。

未夢は鞄からメモとペンを出すと、
旭の前で何やら綴りだした。

「えっと…?」

旭は未夢が書き終え、差し出してきた
メモを読む。

『ケガはないです。心配ありがとう』

丁寧な文字でそう書かれていた。

「そっか、ならよかった!」

旭は笑顔でメモを未夢に返した。

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