
それでも恋するドM娘
第13章 新しい季節は。
「でも私と光太君は幼い頃から一緒で……いきなりこれで縁が切れるっていうのが辛くて……」
「いくら幼馴染みでも一生一緒に居る訳じゃないんだよ? そんな日もいつかは来る。早いか遅いかの違いでさ」
「それは……そうかも知れませんけど」
「それにきっと大丈夫だよ。今はそっとしてあげたら? 話を聞いていると姫野君はこれくらいで怒って縁を切るような人間じゃないと思うな。
今はそっとしておいてあげなよ。はい出来た」
富士見は手を止めてスケッチブックを眺める。
千紗も立ち上がり絵の出来映えを確認した。。
「相変わらず美化して描いてくれますね~」
「いやいや……まだこんなんじゃ佐倉さんの魅力は描ききれてないよ」
風変わりな先輩は渋い顔しながら口許だけで笑った。
「いくら幼馴染みでも一生一緒に居る訳じゃないんだよ? そんな日もいつかは来る。早いか遅いかの違いでさ」
「それは……そうかも知れませんけど」
「それにきっと大丈夫だよ。今はそっとしてあげたら? 話を聞いていると姫野君はこれくらいで怒って縁を切るような人間じゃないと思うな。
今はそっとしておいてあげなよ。はい出来た」
富士見は手を止めてスケッチブックを眺める。
千紗も立ち上がり絵の出来映えを確認した。。
「相変わらず美化して描いてくれますね~」
「いやいや……まだこんなんじゃ佐倉さんの魅力は描ききれてないよ」
風変わりな先輩は渋い顔しながら口許だけで笑った。
