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賄賂は君の身体で

第6章 強制収監です!!

「身体、冷えますよ?」



そう言って、小柴の足音が近付く度に、万里の心音は大きく音を立て、同時に速くなる。



近づかないで!!



ギュッと目を瞑り、身体を抱きしめる様に立っていると、後ろから包まれる様に毛布の様なものが肩から掛けられた。



「え?!」


「膝掛けだけど、無いよりいいでしょう?」



以外にも温かく、柔軟剤の様なフローラルの香りがした。
『小柴の香り』そう思った万里は一気に顔が赤くなった。

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