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賄賂は君の身体で

第6章 強制収監です!!

コートを脱ぐと中までびっしょりで、外気に晒されたシャツが冷え出す。



「ジャケットも…脱いだ方がいいです。」


「大丈夫です。」


「身体が冷えますよ。乾かした方がいいです。」



小柴はそう言って、タオルを万里の肩にかけるとデスクの方へ歩いて行く。


脱げって言ったって…
シャツまでびしょびしょで下着まで透けてるし。


万里は胸元に張り付くシャツを見つつ、タオルで首元を拭いた。
小柴を目で追っていた万里は、振り返る小柴にビクンとして、目を反らし背中を向けた。

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