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「 Te amo。」

第13章 レオの気持ち。

私が何も答えられないでいると、レオがニコッと笑って「じゃあ行こっか。お母さんたち待ってるよ。」と言って歩き出した。



私は体が固まって動けない。


振り返ったレオがまた優しく微笑んで私のところへ戻ってきた。


「ユズ。ゆっくりでいいよ。」


そう言ってレオは私の手をとって歩き出した。





いつのまにか大きく逞しくなったレオの背中を私はずっと見ていた。

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