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「 Te amo。」

第12章 バレンタイン。 ーそれぞれの想いー

裕貴は柚子の方に向きなおると満面の笑顔で言った。

「もしかしてデート?」

「違うよw これから映画見に行くんだけど、友達と合流するの♫」

「ふーん・・・」

「・・・?(裕貴くんなんか嬉しそう?)」

裕貴は車内のアナウンスを聞いて「あ、次降りるんだ。」
とパッと真顔になった。


「裕貴くんはお出かけ?」

「あー・・うん。えっとちょっとバイトっていうか・・・。」

急にしどろもどろになる裕貴。

なんかまずいこと聞いちゃった?

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