テキストサイズ

「 Te amo。」

第12章 バレンタイン。 ーそれぞれの想いー

裕貴は眩しいくらいの笑顔で「また、会えた!」と言った。


レオナルドはその一言を聞き逃さなかった。


「・・・ユズ、だれ?」

「え?あ!そっかレオは初めましてだったねw 文化祭の時に知り合った裕貴くん。 」


なぜかレオは何も言わず裕貴を見る。

顔が笑ってないー!

「初めまして、レオナルド。」

「!」

「あぁ、駒見さんとメールしてた時にたまたまレオナルドの名前が出たから聞いてたんだ。」

「・・・初めまして。」


えーっと・・・

この空気感はいったい・・・

裕貴も裕貴でなんだか冷ややかな視線をレオに送っていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ