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トライアングル・ラブ

第29章 変えられぬもの



「武井裕也君に贈呈して頂きましょう!」

「…え…?」


私は首を再び舞台袖に向けた。

そこからティアラを大事そうに両手で持ち運んでくる裕也が現れた。


「…なん…で…。」


なんで裕也が?
そういうことするのめんどくさいはずでしょ?


私は一瞬止まった涙を再び流した。
私の涙はどれくらい流れればなくなるのだろう。

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