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大好きな彼と大好きなアイドル

第1章 入学式

瞬の顔を覗こうとしたとき、ちょうど電車がきてしまった。

「早く乗ろうぜ。」

「あ、、うん。」

絶対赤かった気がするんだけどな…。

電車に乗ったのはいいけど電車の中は満員で早く降りたくて仕方なかった。

<ギー!!>

電車が突然揺れ私は人に呑み込まれそうになる。

その時誰かが私の腕を引っ張った。

「大丈夫か?」

「うん。ありがとう!」

瞬が私のことを助けてくれたんだけど、その時に私は瞬に抱きつく形になってしまった。

「瞬ごめんね。」

「気にすんな。」

そのまま瞬は私のことをずっと抱きしめて守っていてくれた。

私達が下りたかった駅につき私は急いで電車を下りた。

「瞬!ありがとう。その…ずっと私のこと抱きしめていてくれて。」

瞬は顔をちょっと赤くして別にいいよって言ってくれた。

「あっ!今何時?」

瞬が時計を見てくれた。

「8時20分…。」

8時20分!?

「やばっ!!瞬急ごう。」

私達は急いで学校に向かった。

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