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恋は賭けから

第1章 波乱の予感

さっきまで感じることのなかった
爽やかな風が吹く。


本来、春とはこうゆうもの。

遅刻してがむしゃらに走っていた
私にとってはムンムンとした
熱気にしか感じなかったけど。


汗に冷たい風が当たって
とても気持ち良かった。


あ〜良かった!!
私も自転車で行こう!

なんて呑気な歩美だが
彼女がここを通学路として
つかうことはもうない。

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