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恋は賭けから

第1章 波乱の予感


『じゃ、じゃあ…失礼します』

「どーぞ」


意外と高いな。
足がつかない…。


異性の後ろにいる緊張感と
足がつかないスリルに
歩美の心臓はバクバクと
音を立てていた。



「じゃあ行くよー」


彼は踏み込むように少し立ち上がる。


ギュ…ギュ…と音を立てながら
自転車は進み始めた。


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