テキストサイズ

これが私の仕事

第4章 第三夜

私『違いますか??』違っていてほしいという願いを込めて聞く。
蓮「そうだよ。君の言うとおり。では、他の記憶だと??」
私『正直、高校はわかりません。しかし、中学時代と大学時代では、蓮さんは弟でした。この02つの記憶がどちらのものかはわかりませんが。しかし、高校時代だけはどちらが兄でどちらが弟が言っていません。なので、高校時代に関しては推測できません。』
蓮さんは頷きながら私の話を聞いていた。当たっているということか。
蓮「確かに、僕が弟だよ。君が推測したとおり蘭が兄。いつから気づいてた??」
私『確信を得たのは大学時代の記憶を見たときです。私が見つけた03つ目の記憶です。しかし、最初から違和感はありました。』
蓮「違和感か…それはなぜ??」
私『一人称です。そう簡単に一人称は直せませんから。』
蓮「なるほど、察しが良いんだね。ところで、君は僕が元は死に神長だったことは知っているよね??」
私『はい。知ってますがなにか??』
蓮「死に神長って、部下を消すことができるって知ってる??」
蓮さんは鎌を出す。私のでも、流歌たちが持っているやつとも違って禍々しいやつ。死に神長の資格を手にした死に神だけが持てる鎌。同族を消すためだけに作られた物を蓮さんは手にしていた。
私『知ってますよ。私を消すつもりですか??それとも流歌でしか??』
蓮「本当は蘭だけを消す予定だったけど、君もなかなか頭が冴える子みたいだからね。02人とも消してあげよう。」
私『浄化される気はないと…仕方ないか。でも、私も消えるつもりはありませんのであしからず。』
私も鎌を出す。まぁ防ぐことしかできませんがね。
蓮「これに勝てると??」
私『まさか。ただ単純に悪足掻きです。』
お互いにお互いの鎌を出し構える。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ