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先生とアイツ

第33章 *電話

「クソっ……」

震える手で

メールを打った。

そして、財布を見る。


「100円……」


金もない。


一番、早く行けるのは何だ?

その時、俺は学校の駐輪場に目をやった。


「後で返せばいいよな?!」

そこからテキトーに自転車を
引っ張り出すと

俺は全力で自転車をこいだ。

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