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「ほら。」


秀斗が手を差し出す。


どうしよう……

「早く？」


「………じゃあ、はい。」


「ん。いいコ」

秀斗が私の頭をなでる。

結局、妹なんだね。私。


「………はい！終わり」


「ありがとう」


「ん。」


「いいなー秀は」


優大さんがまた横から入ってくる。


「え？」

「何がだよ」


「亜友ちゃん。
俺も呼び捨てにして？？」


「え……でも。」


「俺が呼び捨てにしてほしいって言ってるから

大丈夫！！」


「…………はい。」


「よろしい！」


優大さんの笑顔は…なんか　　

NOと言わせない力がある。