お前らめんどくせえから結婚しろ
第2章 勘違いして逃げる女と勘違いされても仕方のない言動を取る男
「なに、勝手に盗聴・盗撮してんのよ!!最低!!私、ずっとされたの!?もう嫌だ!!」
「完全防水(笑)無駄なのに。」
「何で壊れないの?どういう構造だよ!死ね!プライバシーの侵害!」
「壊れないように仕掛けたから駄目だよ。」
「このド変態ドスケベ男!地獄に落ちて死ね!」
「ごめん、何言っても解除出来ないよ、奈々ちゃん。」
水中にも関わらず、ディルドから無駄にクリーンに聞こえてくる黒瀬の声とその後、暫し言い争いになりつつも、金曜日という事もあり、疲れ果てていた那奈が「分かりましたよ。」と言って黙り込んだ。
左手でディルドを持ち、右手で親指と中指で輪っかを作ると、ピシッピシッと指の先端だけでディルドを攻撃する。思わずくぐもった笑い声が漏れ出た黒瀬の声に対して、那奈はまたしょうもない攻撃をしていた。
「でも偉いね。この時間帯にちゃんとお家帰って来れて。」
「誰かさんが妨害したからですよね?」
「妨害しなかったら行ったよね?」
「行きましたね。」
「やっぱベル機能付けて良かった。」
「あんなにデカい音止めて下さい。私も周囲の皆さんも困りますよ。」
「君が変な場所に行かなければ済む話。それよりいつ挿れるの?待ってるんだけど。」
「は...?え...?」
突然の黒瀬の爆弾発言に那奈は戸惑いを隠せなかった。全くこの男の思考回路は飛んでいる。
「詳細に言わなきゃ分からない?言ってあげようか?君の「ちょっと待って下さい。せめて体と髪洗ってからにして下さい。後、詳細はいいです。言われなくても分かりますよ。」
「早口(笑)待ってるよ。」
.....あの男、急になんて事言い出すんだ。
え...てか、本当に挿れなきゃ駄目なの?
盗撮・盗聴されていると知っていながら?
恥ずかしすぎるんだが。
.......それを待ってるって、どういう事....?
身体と髪をささっと綺麗にした所で、那奈はまた湯船に浸かった。
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