お前らめんどくせえから結婚しろ
第2章 勘違いして逃げる女と勘違いされても仕方のない言動を取る男
「イカれすぎでは?....冗談だよね?待って、次はちょっと離れてみよう。離れるだけ。頭追いつかない。」
そう言いながら、那奈はディルドだけを丸テーブルに置いて、リビングの方へ向かおうとした。
「半径1m以内は圏外の為、速やかにお戻り下さい。半径10メートル以内の天地万有へ危害を加えます。爆破10秒前、10、9、「分かった分かった分かった分かった分かった。分かったからすぐにイカれるのやめて。」
OK。了解した。これを常に肌身離さず持ち歩いて金曜日には挿入しろと要求してきてるのね。
......。
........。
「めっちゃ嫌だ。後怖い。」
那奈は1人でボソッと愚痴った。そして溜息を吐いて、「だけどなぁ....。」と溢す。
これが復讐や報復の1つ目の可能性があると考えたのだ。その場合、コレから逃げられたとしても2の手、3の手が回ってきて、結局がんじがらめになる構図しか思い浮かばない。
めちゃくちゃ逃げたい。
今すぐ逃げたい。
ていうか、この様子だとスマホにも爆弾くっ付けてきた可能性大....。
機種変というか新しく購入して、ディルドも捨てたいんだけど、どうやって処分したら.....
......。
........。
「もーーー!やだ!ふざけんな!」
そう悪態を吐いて、那奈はテーブルの上に頭を突っ伏した。結局は黒瀬の言う通りに「諦めた」方がいいと悟ったのである。
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