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お前らめんどくせえから結婚しろ

第1章 罪な女と怖い男


「いやだぁあああ!」という那奈の甲高い悲鳴に、黒瀬の喉が鳴る。ゴクっという音と共に、この陰鬱な室内を支配したのは、那奈の悲鳴や嬌声だった。そして徐々に全てを悟ったかのように小さくなっていき、嬌声と粘着した音が目立ち始める。


「泣かせてごめんね。」


「うる、しゃい、だぁい、きらぁい。」


「僕も嫌いだよ。だけどもう少し媚を打っておいた方がいい。じきに役に立つよ。」


そう言ってニヤッと笑う黒瀬に那奈は2度目の鳥肌が立ちながらも、快楽には従順なこの身体が憎らしかった。


後何回すればこの夜が止むのか、いやサラッと復讐といった彼のことだ、この後じわじわと拷問でもして殺すつもりか、自分は正気を保っていられるのか。


酒なんか飲まなきゃ良かった。


そう思いながらも、意識を失っていく那奈の秘部には0.02㎜の薄い厚さを隔てて、黒瀬のとぐろを巻くドス黒い感情と彼の肉欲の証が白濁液となって溜まっていくだけだった。



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