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お前らめんどくせえから結婚しろ

第1章 罪な女と怖い男



ファーストキスという言葉を聞き、那奈は合点が行った。通りであんな独りよがりのキスになるわけだ、成る程と。


ファーストキスって、女性は大事にする傾向あるけど、男性はどうでもいいのかな...。
人それぞれ?彼はどうでもいい派?今までキスされた中で1番下手クソだったから初めてなのは確かだ。
いや....こんなど変態の心理なんかどうでもいい。私には関係無い。

そんな事を思っていると、また唇が近付いてきて、那奈は慌てて自分の右手で唇を覆った。

「も、やだ、だめ!」


「優しくするから、ね?」


恍惚とした表情を浮かべる黒瀬の舌先は丁度那奈の指と指の隙間をなぞっていく。むず痒くなってきて彼女は右手を取り払ってしまうと、「可愛い。」という彼の蕩けた声が再び上から降ってきて、あっという間に唇を奪われる。あの独特な窒息死しそうなキスをされるのかと思いきや、チュッとバードキスを1つされて終わった。



........変態だけど、一夜相手以下にも最後は優しくするタイプ。何故?終わりよければ全て良しと考えている?よく分かんないけど、分かんないままでいいか。

そう、私には関係無い。

だが、次に放った黒瀬の一言に那奈は衝撃が走ったのだった。





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